地図には町がかいてある場所で、ゴドーは廃墟を見た。フェニックスの神殿の跡を探しても分りようがなかった。地震よりひどい損害を人間が自らの手で与え合う、戦争の無意味さを考えながらレンガの山をさまよっているうちに、地球より三倍長いこの星の夜が来てしまった。 廃屋の隅に一眠りして、持ってきた宇宙食をかじって、川沿いの道に戻った。辺りは真っ暗だった。 神殿の壁画、うわさの火の鳥の画像がもうないのか。信じたくなかった。あの町じゃないかもしれない、ほかに画像が残っているかもしれない、と自分に言いきかせていた。 前方に火が現れた。人がいる。神殿のことを訊いてみようとゴドーは歩調を速めた。 近づいたら、薪が積み上げてあった。二人の男がその上に鉄の檻を乗せようとしていて、もう一人が松明を持って待っていた。 「檻はもったいないけど、これならヤツは逃げられない。焚殺して、灰を風に散らすんだ」 呆気に取られて見るゴドーに松明の男が説明した。 檻の中から目が光る。一匹の動物がいるではないか。 「なんてことをする!生き物を燃やすだと?放してやれよ」 「お前はなんだ、化け物の仲間か?手を出すな。さもないとお前も一緒に始末するぞ」 こぶしが飛ぶ。揉み合いを始めたのは自分なのか相手なのかも分らないまま、ゴドーは夢中になって戦った。農民らしい三人と、鍛えた宇宙ハンター一人ではほぼ対等だった。 松明が地面に落ちて消えてしまう。あてずっぽうにパンチを食らわしたり交わしたりすると、いつの間にか誰も殴ってこなくなった。三人とも逃げていったのだ。 呼吸を整えるとゴドーはライトを取り出して檻の中を覗いた。動物は光を浴びても驚くようすがなく、じっと見返した。 「きみは犬か?」 とがった黒っぽい鼻面にヒゲだけが白い。黒い目。犬はこんな目をするのか。 「それとも狼?」 動物が答えるかのようにニヤリと細かい歯を剥き、片方の前足で鉄の格子を引っかいた。 「わかったわかった、今そこから出してやるよ」 重いかんぬきを外して檻の扉を開けると、動物は一気に地面に飛び降りて闇に消えていった。 「じゃあね」 わざと元気な声を出してしゃべっているが、ゴドーは気味悪い気持ちになっていた。体にけんかの覚えがなければ、幻を見たとでも思いそうだった。 「ばかばかしい。ただの動物だよ」 リュックを拾ってライトをしまい、歩き出した。 薄く光る川を左に、真っ暗で木の形も分らない林を右に、かすんだ空の下を一時間ほど歩くと後ろから何台ものバイクの音が聞こえてきた。ヘッドライトが近づいてくる。 今度は何だ。 道端へ降りたゴドーはたちまち囲まれてしまった。眩しいヘッドライトでよく見えなかったが、乗っている連中が棒や猟銃をもっているようだった。松明もあった。 「こいつだ!」 顔に殴られた跡がついている男が指差した。先の三人が村中から仲間を集めて、大勢で追ってきたのだ。 「謝るよ。この国の習慣を知らないんだ、許してください」 「言うことを聞くな、こいつもその一匹だったら幻を見せて逃げっちまうぜ!」 「化け物め!」 「縛り上げろ」 話も通じなければ戦っても無理だ。悪夢だ、おれはまだあの廃屋で眠っているんだ、と願うようにゴドーが頭の中で繰り返した。犬一匹のために殺されるか。 と、一台のジープがすさまじいブレーキの音とともに道をふさいで止まった。一人の男が降りてくる。黒っぽい服に黒い髪、白髪混じりの短いヒゲ。武器を持った農民たちをなんとも思わない振りで近づいて怒鳴りつける。 「警察だ。これは何の騒ぎだ?」 開いたジャケットの下からバッジが光る。 あまりに突然なことに呆気に取られた連中が口々に説明するのをしばらく聞いて、さえぎった。 「悪いのはおまえらだ。我々の仕事を勝手に横取りしようとするから、そんなことになるんだ。そしてこいつは、渡してもらおう。おまえらじゃ逃げかねない」 縛られたゴドーの襟首を乱暴に掴む。 「おまえを逮捕する。車へこい」 あっという間にゴドーは暗い車の中に乗せられ、どこかへ運ばれているのだった。一応助かったが、この不気味な警官のほうが怖い気がしないでもなかった。 しかしバイクのヘッドライトが見えなくなったとたん、黒い男はナイフを出して片手でゴドーの縄を切り始めた。 「驚かせてごめん。ああいう芝居でもしなければ、君は殺されるところだった」 声から迫力がすっかり消えて、顔も愉快そうな表情になっていた。 「芝居? 警察の人じゃなかったのか?」 自由になった手をこすりながらゴドーが訊いた。 男はちらっと歯を光らせて笑った。 「とんでもない」 「しかしそのバッジは…?」 ゴドーが黒いジャケットに目をやると、バッジがなかった。さっき、はっきりと見えたのに。男は分からない顔をしている。 「ん? まあいいか。私の名前はレイナード」 ゴドーも名乗って御礼を言った。 しばらくの間二人は黙った。そしてレイナードが不思議そうに口を開いた。 「君は外人だな。脱走兵。ここで何か探しているのか」 「どうしてそんな事まで… うん、実は火の鳥の壁画を見に来たんだけど、神殿が壊されていた。もしかして残っているのがないか知らない?」 「フェニックスの壁画か。たしかにこの辺りにあった。なあ、一つ手伝ってくれれば連れて行ってあげるのはどうだ? 近くにスナックがあるから、食事しながら話そう」 ほかの星でも見たことがあるが、この国の金は紙でできた札だった。しかしレイナードがカウンターの女に渡したのは札でもなく、ただの紙屑のようにゴドーに見えた。それなのに女は紙屑を受け取り、お釣りまで払った。気のせいだったのか。 二人は窓辺に席をとると料理が運ばれた。フライドチキンだった。 「おれは肉を食べないけど」 「そうだろうと思って注文したよ。チキンを私にくれ。ジャガイモと交換でな」 いかにもうまそうに食べているレイナードをゴドーが見つめた。眩しい電灯の下で顔に妙に見覚えがあるような気がした。こんな目は一度見たら忘れられないだろうけど。 「では、手伝ってほしいことっていうのは何?」 「この先に月光城という町がある。あの町に住んでるある女に手紙を届けてほしいんだ」 「なんでおれが?」 「そこのヒョウタンツギソースをまわしてくれ」 質問に答えないというのか。聞いたところ簡単な依頼だが、簡単すぎる。怪しい。しかし火の鳥の絵が見られるなら、やってみようではないか… レイナードが手紙をその場で書いてゴドーに渡して、ジープを貸してくれた。 ゴドーは月光城へ向かった。 低い雲をかすかに照らす、大きな町だった。 道路のわきに標識と思われるものがあった。それには「DOKO NO MACHI KA WAKARANAI TEKITO NI KANGAETENE」と書いてあった。 しかし城と呼ばれるところだけあって、目が届く限り金属張りの高い壁に囲まれていた。水門のようなすさまじい門を車の列が光の川のように流れている。その数にゴドーは驚いたが、日が沈んでから十九時間も経っていることを思い出した。この星は地球時間で暮らしている。時計では昼間だ。 門の中がいくつもの自動改札口になっているのが見えた。運転手や乗っている人が車の窓から手を出してカードのようなものを当てると、顔を近づけて片目をスキャンされて通るのだ。地球のメトロポリスにもない厳しい管理だ。 門の右手に「入構証作成」と書いた扉があった。外人の脱走兵にも入構証がもらえるというなら、試してみる。ゴドーは傍の駐車場にジープを残して扉を押した。 手続きはますます不安になるほど簡単だった。制服を着た受付の女がガラスの仕切りの向こうから指示するのに従って、大きなキーボードに名前だけ打ち込んで右目のスキャンを受ける。 「はい、それからアイデンティティの検査です。そこのハンドルを、六秒だけ握ぎれば結構です。腕時計は外してください」 カウンターの表面と平らに埋め込まれた金属のバーにゴドーが手をかけると、受付の人がスイッチを押した。 激しい電撃がゴドーを襲った。 目がくらむ痛みだった。手を開こうとしても、指が引きつっている。声を上げまいとゴドーは歯を噛み締めた。 「はい、結構です。あの者たちを確実に見分ける方法はこれしかありませんから」 ショックでまだ頭がはっきりしないゴドーは「あの者たち」とは誰だと聞く気にもなれなかった。レイナードがここを通りたくないのは無理がない。 「入構証を作りますから、お待ちください」 ゴドーは腕時計をはめて、壁に張ってある月光城の地図を見た。手紙を渡すべき人はあるカジノで働くナナという名前の女だった。そのカジノを探したら見事に地図に載っていたので、位置を時計のコンピュータにインプットした。 ガラスの仕切りに窓口が開いて、受付の女が灰色のプラスティックカードをゴドーに渡した。 「なくさないように気をつけてください。公式に認められていませんが、あの者たちは虹彩の模様を真似できるそうですよ」 再びジープに乗ってゴドーは問題なく門を通って月光城に入った。 探しているカジノは派手な摩天楼の一階にあった。真っ暗でも昼間は昼間だからだろうか、客が少なかった。なぜかレイナードが札の代わりに出した紙屑が頭に浮かんだ。何を考えているか分らないその顔。レイナードは詐欺師なのかもしれない。その女と何かを企んでいるだろうか。依頼を受けるのではなかった。 ゲーム機のところで退屈そうに立っている、ホステスらしい女にナナのことを尋ねてみた。しかし彼女はゴドーの着古した服を不審そうな目で見て、そんな人は知らないと答えるだけだった。戸惑いながらホールを見回すと、モップを持った掃除婦が目にとまった。 訊いてみたら答えは意外だった。一流のホステスだったナナは、なんと六年前にこのカジノを辞めていたのだ。今は裁縫の仕事をして暮らしているそうだ。運良く詳しい人に当ったので、ゴドーは住所さえ教えてもらえた。 ナナが住んでいるのは、みすぼらしい地区のやっとジープが通れる裏道だった。番地を見つけて、窓に灯りがついていることにほっとした。早くこの町から自由になりたかった。 ドアをノックする。鍵穴に目が光ったかと思うと、ドアの向こうで子供の声が響いた。 「お母さん、おかしい人が来たよ。ずっと遠いところから」 レイナードもこの子も外人ということをすぐに見抜いてしまう。一体どこがそんなにおかしいのだろう。ちょっと悔しい思いをして待つ。やがてドアが開いた。 思い描いていたイメージとあまりにも違うので、ゴドーは言いたいことを忘れた。 地味な服を着た、まっすぐな背筋の女性。ゴドーよりやや背が高い。レイナードより頭一つか。歳は四十を過ぎているようだが、くっきりしたやせた顔はまだ美人と言える。 「何か御用なの?」 よく似合う低めの声だった。 「ナナさんですか?あの… レイナードという人から、これを渡すように頼まれたんです」 「レイナード?」 街灯のせいか、ナナの顔が青ざめたようだった。ナナがゆっくり手を伸ばして手紙を取ると、広げて目を通し始めた。泣くのか笑うのか分らない短い声を殺して唇をかんで、もう一回読み返す。 しかしゴドーを見上げたときの顔は十年若く見えた。目がきらきら光っている。 「今日の日付ですね。あの人は、どこにいるの?」 「近くだけど、事情があって町に入れないらしくて、僕に頼んだのです。それでは、失礼するよ」 「待って。お茶でも飲んでいってください」 こぎれいな住まいだった。キッチンのテーブルにミシンが置かれていて、地味な雰囲気とつりあわない赤と金のド派手な生地が床まで垂れ下がっている。その向こうから六歳ぐらいの女の子が一人、不安そうな顔を覗かせた。 「お母さん、泣いている。どうしたの?」 「エリー、テーブルを片付けるわ。部屋へ行ってこれを糸巻きに巻いてくれる?」 ナナが金の組みひものかたまりを渡して女の子をキッチンから出させた。 ミシンをテーブルから移してお茶の用意をするナナの細い手にゴドーが思わず見とれてしまった。 「手紙を届けてくださってありがとう。この町は初めてなの? アイデンティティ検査がひどいですね。あの人と、仕事してらっしゃるの?」 「いいや、昨夜… 今朝かな… ひどい目に遭ったのを、レイナードさんが救ってくれたんです」 レイナードが怒り狂った農民たちを相手にした話を聞いて、ナナはゆっくりうなずいた。 「危なかったわね。あの人は危険なことをしていないと満足できない性格なの。先の戦争が始まったときも、しばらく遊んでくるよ、ってね」 戦争を遊びだと? それに、ナナがカジノを辞めたことを知らなかったなら、レイナードは六年も連絡していないわけか。怒りで胸が熱くなった。女と子供を捨てて逃げるやつは最低だ。 「だめです! いまになって戻ろうとしたって、許してはいけません」 声にしてしまった。 ナナは厳しい目つきで言い返した。 「あなたは何も知りません、あの人が生きる世界について。向うでも、この国でもあの人の種族が狩られているわ。 戦争中、どちら側も彼を使うのにどちら側も敵だった。今も追われている毎日だ、きっと」 ナナはハンカチを目じりに当てた。化粧を乱さない泣き方だとゴドーに分っていた。ナナは化粧していないのに、習慣だろう。 「今返事を書くから、お願いしていいですか?」 「もちろん。それより、ナナさんを車に乗せて行きましょうか」 「エリーも行く」 いつのまにかキッチンに戻っていたエリーが母親の膝にすがった。 「大丈夫、エリーをおいて行かないよ」 ナナは娘にキスをしてゴドーに向き直った。 「ありがとう。でもいいです、明日会いにきてくれると書いてあるから。六年待って、一日ぐらい待てるわ」 なんで明日まで待たなければならないのか、ゴドーに分からなかった。 明けそうにない夜の帰り道に車を飛ばしながら考えた。詐欺ではなく奥さんへの手紙だったんだね。正式に結婚していないだろうけど。よくもあんな素敵な人が、連絡もしない男を待ってくれた。うらやましかった。 レイナードのところへ戻ると、運転手らしい男を相手にトランプをしていた。というより、相手が負けて取られた金を取り戻そうと、もう一回の勝負をねだっているところだった。 「トラックを賭けるよ」 「いらない」 「全部とられたんじゃ、俺どうしたらいいというのか?」 「うるさい。賭けをするなら、少しは男らしい負け方をしろ」 そしてレイナードはゴドーに気づいて駆け寄ってきた。 「どうだ、会えたか?」 「会って手紙を渡した。これが返事だ」 レイナードは慌てて返事を読んだ。表情の激しいその顔の変化はナナよりも見事だった。ぽかんとするようすに、ゴドーが思わず微笑んだ。なるほど、そんなことだったのか。 「子供も見たか?」 「うん、かわいい子だ。黒い目をしている」 「女ってやつ… 私が生きて帰らないと思って、思い出を作ったわけか。何を笑ってる? 私に娘が… 六歳だったっけ? 悪くないかな」 「しかし、明日どうやって会いに行くか?」 「そいつは私の問題だ。なあ、君はよくやってくれた、お返しをしなければ。近くだから、今すぐにでも壁画を見に行こうか」 「外は真っ暗だよ」 「君はフェニックスを見たいか、見たくないか? 見たければ行こう」 有無を言わせないレイナードに従うしかなかった。 川沿いの本道から横道、さらに狭い道へと森の中に入ると車から降りて、レイナードが指した小道を歩いた。二人の足音以外に、物音がなかった。 ライトで足元を照らしながら、ゴドーがぼんやりと考えた。この暗黒の世界に潜むものはいったい何だろう。月光城の市民が防ごうとしている謎の敵。農民が憎み恐れている化け物。そして檻から逃してやった黒っぽい動物。あれは犬でも狼でもなく、たしかに… 「着いたぞ。ここだ」 目の前に廃墟があった。ライトを向けると、窓から木の枝が伸びている。壁に壁画どころかペンキも残っていない。 「何もないじゃないか」 「そこを見ろ」 レイナードが後ろからゴドーの肩に両手をかけて、右に向くようにさせた。 絵があった。 壁一面に大きな猛禽が翼を広げていた。太い首、カギのようなくちばし、鋭い爪。口から炎が出ている。燃えるような赤色で、正に火の鳥だ。恐ろしくもあるが、美しい。それになんと素晴らしい出来だ。絵の具と思えない、まるでスクリーンに映ったかのような鮮やかさ。ゴドーは一瞬火の鳥が壁面から浮かび上がりそうな錯覚を覚えた。 「どうだ、気に入った?」 耳元に硬いヒゲが触る。ゴドーが振り向こうとした。しかし悪夢のように、身動きができなくなっていた。首を回すこともできず、必死に手を動かそうとしてもライトを指から滑り落としてしまうだけだった。絵が闇に消えた。 ゴドーは冷や汗が浮かぶのを感じた。分ってきたのだ。 「あんたは… キツネだ」 やっとのことで唇を動かせた。声がなんとか出ていた。 「おれを町へ行かせたのは、入構証を手に入れるためだ」 「ああ、そのとおり」 息が掛かる。頚動脈を噛み切る気だ。フライドチキンを食べたときの、細かくて鋭い猛獣の歯… 「入構証をあげるから、命を助けて!」 「君を生かしておけばどういうことになるか、考えてみろ」 恐ろしく愛想のいい口調だった。 「肉を食べないとしても人間は人間だ。私はあの町で暮らすつもりだが、ナナと娘を危険にさらすわけにはいかない」 「誰にも言わないよ。もう、この星から離れる。おれは火の鳥を探さなければならないんだ、わかってくれ。お願いだ。いくらキツネでも、感情があるはずだ。わかるはずだ」 狐男の顔が急にはなれたのを感じて、ゴドーは必死に続けた。 「ナナさんが愛している人だから、絶対に心がある」 「君の知ったことではない」 レイナードがゴドーの肩から手を上げると、ゴドーは強打されたかのように倒れた。 生きている。冷たい地面に伸びていたゴドーが目を覚ました。廃墟の向こうの空き地が曇った朝の光に染まっていた。 立ち上がってポケットを探ってみると、入構証がなくなっていた。かわりに紙幣が三枚あった。足元にリュックとつけっぱなしのライトが転がっている。火の鳥を見た壁には何の壁画もない。しかしなにやら白い物がレンガの隙間に挟んである。 二つに折った紙に、レイナードの字。 「フェニックスが見る人の期待通りに姿を変えると言われている。君に見せてやった幻もそういうものにした。自分に見えなかったので何だったか分らないが、もし火の鳥が君の前に現れたら、その姿をするだろう」 アンナのコメント 日本とちがって、ヨーロッパでは狐が人間に化ける話こそ見かけません。しかし動物たちを騙す、ずるがしこい狐の物語が中世の文学で大人気でした。地方によって名前はRenard、Reinhart などとなっていて、イギリスではReynard the Foxとして知られています。 赤ギツネが普通ですが、黒が天然色というのも実在します。シルバーフォックスです。 トップへ |